情報確認日:2026年10月15日
寝たきりの親に、圧迫を避けても消えない赤み、皮膚のただれや傷などが見つかったら、床ずれの可能性を考え、主治医や訪問看護師へ早めに相談してください。家族は場所・気付いた時刻・普段の姿勢・寝具を伝えます。体を動かす間隔やマットレスは、本人の状態を見てもらって調整します。
赤みが消えない場所は、傷になる前から相談する
床ずれは医学的に「褥瘡(じょくそう)」と呼びます。自分で寝返りを打ちにくい人などで、同じ場所への圧迫により血流が悪くなり、皮膚やその下の組織が傷つくものです。骨が出ている場所では特に注意します。日本褥瘡学会の説明
赤みのほか、ただれや傷がある、普段と違う皮膚の変化があるときも医療側へ伝えます。家族が写真だけで深さや重症度を決めず、訪問看護を利用しているなら、その事業所へ最初に連絡して見てもらう方法を相談できます。
日本褥瘡学会は赤い部分を軽く押した際の色の変化を観察する方法も説明しています。ただ、家でその反応が分かりにくくても、受診をためらう必要はありません。「押したら白くなった気がするから大丈夫」と判断を終えず、消えない変化を相談してください。
連絡前には、皮膚・姿勢・食事の変化を短く記録する
親に無理な姿勢を取らせて調べる必要はありません。着替えや普段のケアで気付いた範囲を、次のようにまとめます。写真の撮影や送付は本人の意向と医療側の案内を確認してください。
| 伝える項目 | 記録の例 |
|---|---|
| 場所と始まり | お尻のどの辺りか、いつ気付いたか |
| 見た変化 | 赤み、皮膚のむけ、傷、周囲との違い |
| 本人の反応 | 痛がる、触れられるのを嫌がる等 |
| 姿勢と動作 | 自力で寝返りができるか、同じ姿勢の時間 |
| 寝具とケア | マットレスの製品、交換時期、使い方 |
| 全身の変化 | 食べる量、体重、排泄、普段との体調の違い |
記録は診断の代わりではなく、相談を具体的にするためのものです。強い痛みや急な全身状態の変化などがあれば、記録を完成させるより医療側への連絡を優先します。
寝返りの方法と間隔は、看護師と用具の担当者に見てもらう
予防では、同じ場所へ長時間圧がかかる状態を減らします。ただし、体を何度に傾け、何時間ごとに動かすかは、骨の出方、本人が動ける範囲、寝具などと関係します。日本褥瘡学会の予防案内
家族は訪問看護師等に、親の体で安全にできる動かし方を実際に教わります。介助者一人でできる範囲、二人が必要な場面、滑りやすくする介助用具の使い方も確認します。腕や脚を無理に引っ張ったり、寝具とこすり合わせたりする方法は避け、困った動作を担当者へ見せてください。
夜間を含めた実行可能な予定を相談し、誰がどの姿勢に変えたかを残すと、交代した家族にも引き継げます。苦痛が強い、眠れない、家族が続けられない場合は、予定を守れなかったことを隠さず伝え、ケア方法や支援を調整します。
マットレスは、柔らかさや価格だけで買わない
体圧を分散する寝具には種類があります。本人が自分で動けるか、骨の突出、介護環境などを踏まえて選ぶため、訪問看護師、ケアマネジャー、福祉用具専門相談員へ現在の寝具を伝えてください。
レンタルなら、製品の種類、体重等に合わせた設定、故障時の連絡先、試用・交換の可否を確認します。購入前でも、ベッド本体との組合せ、家族が扱えるか、費用を含めて相談できます。寝具を替えても、皮膚の観察や必要な姿勢調整がすべて不要になるわけではありません。
食事・排泄・皮膚のケアも一緒に相談する
日本褥瘡学会は、予防の項目として栄養とスキンケアも挙げています。食べる量が減った、体重が落ちた、尿や便による皮膚の汚れが続くなど、寝具以外の変化も医療側に伝えます。
持病や飲み込みの状態がある人へ、家族が一律に高たんぱくの食品やサプリメントを追加する前に、主治医・管理栄養士等へ相談してください。皮膚を洗うときは強くこすらず、保護剤や傷の処置はどの製品をどう使うか、医師・看護師の説明を受けます。
訪問看護を利用していない場合は、主治医へ相談し、診てもらえる医療機関や訪問支援を紹介してもらいます。寝たきりだから仕方がないと見過ごさず、皮膚の変化を具体的に伝えることが最初の一歩です。
参照資料
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執筆・検証:カネさん(政経プラスチャンネル運営)+ ChatGPT
