親の介護保険証が見つからないときは、証書を発行している市区町村の介護保険窓口へ、再交付の方法を確認します。 家族が代わりに申請する場合は、本人と同じ世帯か、別世帯かで必要書類が変わることがあります。
認定申請や退院準備を急いでいるなら、保険証を探しながら窓口にも相談してください。再交付の方法と、必要な支援の相談を並行して進めましょう。
再交付は、失くした証書を出し直す手続きです。要介護認定の新たな申請や、介護度を変更する手続きとは分けて進めてください。福岡市も、紛失・破損した保険証の再交付を案内しています。福岡市:介護保険に加入する人・保険証・届出について
1.なくしたのは、どの証書かを確かめる
電話する前に、病院や事業所から提出を求められている証書名を確かめてください。介護の書類には似た名前があり、取り違えると再度の申請が必要になります。
- 介護保険被保険者証:要介護認定の申請や、ケアプランの作成、サービス利用に関係する証書。
- 介護保険負担割合証:介護サービスの利用者負担割合を確認する証書。
- 介護保険負担限度額認定証:対象となる人の施設の食費・部屋代の軽減に関係する証書。
横浜市は、これらの証書をそれぞれ再交付の対象としています。病院や事業所に必要な証書名を聞いてから、申請書の該当欄を選んでください。横浜市:再交付のオンライン手続き・対象となる証書
通院時に使う医療保険の資格確認書等とは、別の手続きです。「病院の受付に出すもの」なのか「介護の認定や契約に使うもの」なのかも確認してください。
40〜64歳の人は、65歳以上の人と保険証の交付の扱いが違います。福岡市では、要介護認定を受けた人や交付を申請した人に交付されます。以前の証書を失くしたのか、まだ交付されていないのかを窓口に確かめてください。福岡市:被保険者の区分と保険証の交付
2.証書を発行した市区町村へ連絡する
保険証のコピーや写真があれば、市区町村名、保険者番号、被保険者番号を確かめてください。手元にない場合は、親の氏名、生年月日、住所を用意し、親が加入している介護保険の窓口を調べます。
親が施設へ移った場合は、転居前の市区町村が保険者のままである可能性を確認してください。住所地特例の対象施設では、現在の住所地と保険者が異なる場合があります。福岡市もこの扱いを案内しています。福岡市:住所地特例施設に入所して住所を変更したとき
最初の電話では、次のように伝えると用件がまとまります。これは家族が使える相談例です。
母の介護保険被保険者証が見つかりません。私は母と別世帯で、代わりに申請したいです。来週の退院準備で必要と言われています。必要書類、郵送の可否、交付までの見込み、届く前にできる手続きを教えてください。
申請できる場所と、証書の受け取り方は別に尋ねてください。窓口で申請しても、その場で家族に交付されるとは限りません。退院日など使う日が決まっていれば、その日付も伝えてください。
3.子どもでも、委任状が必要かを確認する
代理申請に必要な書類は、親との住所や世帯の関係も伝えて確認してください。家族であっても、書類をすべて省略できるとは限りません。
横浜市は、本人または同一世帯員による申請と、それ以外の人の申請を分けています。本人・同一世帯員以外が申請する場合は、来庁者と本人それぞれの本人確認書類に加え、本人が再交付手続きを委任したと分かる書面を求めています。横浜市:紛失・破損時の再交付と必要書類
福岡市の再交付申請書では、同一世帯の親族を除き、代理申請には委任状が必要と記されています。これは福岡市の様式で示された条件です。親の自治体でも省略できるかは、申請先に確かめてください。福岡市:再交付申請書
親が入院中で書類を準備しにくい場合や、本人の意思確認が難しい場合は、その事情を窓口に伝えてください。家族による本人名義の署名を自己判断で進めず、認められる申請方法を尋ねてください。
4.郵送とオンラインは、使える人の条件まで読む
遠方から手続きする家族には、郵送申請が役立つ場合があります。横浜市は、再交付申請書と必要書類の写し等を、親の居住区の区役所保険年金課へ送る方法を案内しています。横浜市:郵送による再交付申請
本人確認書類のどの面を送るか、原本が必要な書類、家族の住所への返送が可能かは、申請先の指定を確認してください。窓口が求める書類をそろえ、不要な個人情報まで同封しないようにします。
横浜市の再交付の電子申請は、自分のマイナンバーカードで手続きできる本人が対象です。本人以外は、必要書類を用意して窓口または郵送で申請するよう案内されています。家族がオンライン申請を使えるかは、自治体の条件を確かめてください。横浜市:電子申請ができる方
マイナンバーの記載は、親の自治体の申請書と記入案内で確かめてください。大阪市は、被保険者証等の再交付で、運転免許証等によって本人確認ができる場合は番号の記載が不要と案内しています。大阪市:介護保険の申請とマイナンバー
5.認定申請や退院準備も、窓口へ一緒に相談する
窓口には、保険証が見つからないことと、介護サービスが必要なことを一緒に伝えてください。再交付を待つ必要があるか、認定申請と同時に進められるかを尋ねます。
福岡市では、要介護・要支援認定申請に伴う再交付と、再交付だけの申請で、確認書類の扱いが異なります。申請先には、どの方法で手続きするかを伝えてください。他の自治体で必要な書類は、それぞれの窓口に確かめます。福岡市:介護保険の申請書・様式
入院中なら、病院の退院支援窓口や担当ケアマネジャーにも、保険証が見つからず再交付を相談していると伝えてください。必要な情報の確認方法と、サービス開始の予定への影響を相談しましょう。
手続き全体は要介護認定の申請方法、退院後の支援は入院から退院までの流れと退院前カンファレンスで確認できます。
家族が窓口へ聞くチェックリスト
- なくした証書の正式名称と、発行している市区町村を確認した
- 申請する家族が、本人と同一世帯か別世帯かを伝えた
- 委任状と本人確認書類の種類、原本・写しの指定を聞いた
- 窓口・郵送・オンラインのうち利用できる方法を確認した
- マイナンバーの記載・確認書類が必要かを確認した
- 交付までの見込み、受取方法、送付先を聞いた
- 認定申請や退院準備と同時に進められることを聞いた
- 再交付後に古い証書が見つかった場合の扱いを確認した
横浜市は、再交付後に古い証書が見つかった場合、返納するよう案内しています。2枚を使い分けず、発行元の指示に従ってください。横浜市:紛失した証書が見つかった場合
相談先は、証書を発行している市区町村の介護保険担当窓口です。窓口名が分からなければ、自治体の代表電話で「介護保険被保険者証の再交付」と伝えてください。新しい証書が届いたら、氏名などの記載内容を確かめてください。すでに認定を受けている人は、認定結果が届いた後の確認表へ進みます。
情報確認日:2026年9月30日。自治体の必要書類、受付方法、交付方法は異なります。本文の自治体例を、そのまま別の市区町村の手順として使わず、発行元の現行案内で確認してください。
あわせて確認したい手続き(政経プラスの姉妹サイト)
- 高齢の親と引越すときの手続き一覧:介護保険・医療・年金を順番に整理(移住・引越し手続きナビ)
- 親を呼び寄せるときの住民票と世帯:世帯分離と介護保険の扱い(移住・引越し手続きナビ)

