親の入院や介護でお金が必要なのに、どの生命保険に入っているか分からない。まず保険証券・保険会社の通知・通帳の保険料履歴を探し、見つからない契約は生命保険協会の照会制度を検討します。
照会制度で分かるのは、生命保険契約があるかどうかです。契約内容や保険金を請求できる人は、見つかった保険会社へ確認します。以下の6段階は、存命の親の認知判断能力が低下した場合の手順です。死亡後の照会では、必要書類が異なります。
公式資料確認日:2026年10月5日。協会は9月15日にシステムを再開したと案内し、書面申請は混雑により通常より時間がかかるとしています。申請当日も公式の受付状況を確認してください。当サイトは照会、診断、給付金請求を代行しません。書類の整理方法は編集上の提案です。
STEP 1 照会の必要性と、利用できる人・契約の範囲を確認する
まず、親に法定代理人や所定の任意代理人がいるかを確認してください。その代理人がいる場合は、代理人から照会します。いない場合は、3親等以内の親族等が使える申請経路を確認します。この制度の任意代理人は、弁護士・司法書士・行政書士に限られます。家族への依頼と、制度上の任意代理人の資格は分けて確認してください。
認知判断能力の低下に加え、入院・手術等や所定の身体状態に伴う出費など、緊急の資金の必要性が条件です。医師の所定診断書で「正常」とされる場合は使えません。単に将来の相続財産を調べたい場合と区別してください。公式の同意事項・照会者要件
照会対象は、受付日現在で有効な個人保険契約です。解約・失効済の契約、団体保険、共済、少額短期保険、支払いが始まった年金保険等は、別に調べてください。保険会社が分かる書類が見つかったら、照会結果を待たず、その会社へ請求期限を相談します。
ここまでできたら:照会対象者・代表者・代理人の有無、緊急資金の事情、照会で調べられる範囲を確認した。
STEP 2 続柄・本人確認と、所定の医師診断書を揃える
添付書類は、誰が照会代表者になるかによって変わります。該当する申請経路の必要書類表を開いてください。医師には、生命保険協会所定の診断書の作成を依頼します。通常の認知症診断や保険金請求用の診断書とは、様式を分けて準備してください。
| 書類 | 取得・作成する先 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| 照会代表者の本人確認書類 | 本人が保有。住民票・印鑑登録証明書は市区町村 | 住民票等は証明日から3か月以内。現住所・必要な面・黒塗り箇所を公式案内で確認 |
| 生命保険契約照会制度用の診断書 | 公式様式を渡して医師へ依頼 | 認知判断能力、照会の理解、代理人選任の判断を医師が記入 |
| 本人の同意書・委任状 | 公式手続きで取得する所定様式。本人が作成する必要がある場合 | 診断結果により必要。家族が無断で本人署名を作らない |
| 続柄が分かる住民票・戸籍全部事項証明書等 | 市区町村の証明書窓口等 | 同世帯・世帯主・続柄により組合せが異なる |
| 代理権・資格の証明 | 登記事項証明書、委任関係資料、資格証明等 | 成年後見人等・所定任意代理人の経路では、その経路の書類を確認 |
別世帯の子が照会する場合の公式案内は、子の戸籍全部事項証明書を挙げています。同じ住所でも世帯が別なら、同世帯の扱いにはなりません。兄弟姉妹・孫などは親子関係をつなぐ追加戸籍が必要になる場合があります。3親等以内の親族の必要書類
ここまでできたら:該当経路の書類、発行日、診断書の各欄、同意・委任の要否を確認した。
STEP 3 公式様式とWEB・書面の提出方法を選ぶ
公式の申請方法の選択からWEBか書面を選びます。WEBでは代表者が登録してマイページを作り、所定様式をダウンロードし、記入済みの書類と添付資料をアップロードします。書面は公式案内から申請書を取り寄せ、届いた案内に従って送付します。
WEB用・書面用の様式と手引きを混ぜず、選んだ経路で本人の同意書・委任状を取得します。所定の医師診断書とWEB手続きの手引きで記入者と提出の順番を確認してください。
リンク先の診断書PDFは見本です。申請に使う様式は、WEB申請のマイページからダウンロードするか、書面申請で取り寄せる一式から取得してください。
本人確認書類の個人番号や本籍等は、手引きで指定された箇所を黒塗りしてください。住所・続柄など、確認に必要な欄は残します。顔写真、四隅、裏面が必要かも確認し、読めない画像は撮り直してください。
ここまでできたら:申請方法を選び、その経路の様式・手引き・提出できる添付データを用意した。
STEP 4 代表者から申請し、補正と利用料を確認する
申請前に、親の氏名・生年月日・住所などを証明書と照合してください。旧姓や住所変更の書き方は、入力前に協会へ確認します。調査開始後に内容を訂正する場合は、新規の照会と利用料が必要です。間違いが見つかったら、早めに協会へ連絡してください。
WEB手引きは、書類不備の修正依頼を確認し、再アップロードする流れを示しています。メールだけでなくマイページの連絡を読み、修正する書類・期限・再提出内容を控えます。書面では日中の電話に出られない間、手続きが中断する場合があります。
料金は対象者1人につきWEB6,000円、書面7,000円です。診断書料、戸籍等の交付料、郵送料は別です。利用料は契約の有無を調べる費用で、契約が見つかるかは調査結果によります。公式の案内に従って支払い、支払日・受付情報・提出控えを保存してください。
ここまでできたら:提出内容の控え、受付情報、不備対応、利用料の支払いを確認した。
STEP 5 照会結果を取得し、対象外の保険も別に確認する
結果が出たらPDF等を保存し、契約が確認された会社と、未確認・対象外の保険を分けます。WEB手引きは利用料の支払いから14営業日・3週間程度を目安としていますが、書類不備・混雑などで変わります。返答を待つ期間と医療費の支払期限は、別に確認してください。急ぐ費用は、照会結果を待つ間の支払い方法を相談します。
「契約なし」という結果は、この制度の調査対象についての回答です。共済、団体保険、既に失効等した契約は別に調べてください。給与や勤務先、共済の通知に手掛かりがあれば、その窓口へ問い合わせます。
結果は、親の財産に関する情報です。協会の同意事項に沿って、適宜配偶者・子等と共有し、親のために管理してください。家族に伝える結果と、本人確認資料の保管は分けます。
ここまでできたら:照会結果を保存し、連絡する生命保険会社と、別に調べる共済等を一覧にした。
STEP 6 保険会社へ権限と請求書類を確認し、支払いまで追う
会員会社の公式窓口一覧等から該当会社へ連絡し、「生命保険協会の照会制度で契約が確認された」と伝えます。本人または請求権者、指定代理請求人、成年後見人等のどの立場で、契約照会・給付金請求を行えるか確認してください。
協会は契約内容の問合せや請求を代行しません。照会できた親族でも、保険会社が詳細を開示できない場合があります。対象となる入院・手術等の期間、診断書の様式、請求期限、提出先、口座、必要な代理権資料を会社ごとに確認します。
請求受付、追加書類、支払・不支払通知、実際の入金を順に記録してください。請求権者に届いた書類と、親のために使うお金を分けて管理します。照会費用を払った家族と、給付金の権利者は別に確認してください。権限整理が必要なら親の判断能力と代理手続き、死亡後は生命保険の死亡保険金請求を確認します。
ここまでできたら:会社別に請求できる人・書類・期限を確認し、提出後の通知と入金まで記録した。
制度の詳しい条件・図解・よくある質問を読む
親が入院し、医療保険の給付金を請求したいのに、契約先も証券番号もわからない。認知症が進んで、本人に尋ねても確認できない。こうしたときは、手元の資料を調べたうえで、生命保険協会の「生命保険契約照会制度」を検討できます。
存命の親について使う場合は、認知判断能力の低下を所定の診断書で確認し、緊急の資金の必要性などの条件を満たす必要があります。
また、契約の存在を見つけることと、子が給付金を請求・受領できることは別です。この記事では、調査、照会申請、保険会社への請求を分けて進めます。
本人ができる確認と、代理人の担当範囲を調べる
親ができることは、手続きごとに確認してください。照会の意味を理解できるか、代理人を選任できるかなどを確かめます。認知症の診断や、契約内容を思い出せないことだけで、すべての保険手続きを一括して判断しないようにします。
親が自分の契約を確認できる場合は、まず本人と保険会社・代理店に連絡します。家族の同席、本人の同意に基づく対応、登録済みの家族・指定代理請求人の制度など、利用できる方法を契約先へ聞いてください。
成年後見人、生命保険に関する代理権を持つ保佐人・補助人などがいる場合は、その人と情報を共有します。子が独自に申請を進める前に、保険契約についての代理権と担当者を確認してください。
生命保険協会の照会者要件では、法定代理人または所定の任意代理人がいる場合、当該代理人以外は制度を利用できないとしています。任意代理人には資格等の限定もあるため、「親から頼まれていた家族」と「制度上の任意代理人」を同じ意味で使わないようにします。
判断能力と契約手続の整理は、親の判断能力に不安があるときの口座・契約・不動産も参考にしてください。
有料の照会を申し込む前に手がかりを探す
生命保険協会も、申請前に保険証券、定期的な通知、保険料の口座振替履歴などを確認するよう案内しています。契約先がわかれば、協会の照会を経由せず、保険会社に必要な手続を相談できる場合があります。
| 手がかり | 確認する内容 |
|---|---|
| 保険証券・契約内容通知 | 保険会社、証券番号、被保険者、給付金の種類 |
| 保険料控除証明書 | 契約先の名称、契約の手がかり |
| 通帳・カード明細 | 保険料の引落先、支払時期 |
| 郵便物・本人の管理記録 | 担当者、代理店、複数契約の有無 |
| 勤務先・団体の資料 | 団体保険、共済など別に調べる契約 |
通帳は、保険料を払い終えた契約や年払いの契約も念頭に置いて調べてください。現在の引落しだけでは、契約の有無を判断できません。引落しが見つかった場合も、今回の入院・手術が給付対象かは、保険会社へ契約内容を確認します。
親の書類を探すことと、銀行・保険会社から個人情報の開示を受けることも別です。金融機関等へ連絡する際は、自分の氏名、親との関係、本人の状態を正確に伝え、家族として利用できる対応範囲を確認します。
契約照会制度を使える主な条件
存命の親については、「照会対象者の認知判断能力の低下」の申請経路を選びます。死亡後の申請とは必要書類が異なります。
公式の確認事項では、次の点を確認します。
- 協会所定の診断書で、認知判断能力の低下を確認できること。
- 入院・手術費や所定の身体状態に伴う出費など、緊急の資金の必要性があること。
- 照会者が、法定代理人等または3親等以内の親族などの要件に該当すること。
- 契約が見つかったら、保険会社への確認・可能な請求を行い、親の財産として適切に管理する意思があること。
診断書で認知判断能力が「正常」とされた場合、この経路は利用できません。本人が照会の意味を理解できる場合には同意書、代理人を選任できる場合には委任状が必要となることもあります。
申請前に、公式のチェック項目で緊急の資金の必要性を確認してください。将来の相続に備えて契約を知りたい、という目的とは分けて判断します。
子は通常、3親等以内の親族に入ります。親子関係に加え、診断書や資金の必要性など、ほかの要件も確認してください。既に代理人がいるかも確かめます。
子が申請する場合の書類
代理人がいない親について、子が親族として照会代表者になる場合は、3親等以内の親族向けの必要書類案内を使います。
| 書類 | 注意点 |
|---|---|
| 照会代表者の本人確認書類 | 運転免許証、マイナンバーカード等、公式に指定されたもの |
| 協会所定の診断書 | 医師が記入する生命保険契約照会制度用の様式 |
| 親子などの続柄の証明 | 同世帯・世帯主との関係等で、住民票か戸籍等を確認 |
| 条件に応じた同意書・委任状等 | 診断書の判断や申請経路によって追加確認 |
公式案内では、親と子が別世帯の場合、子の戸籍全部事項証明書を必要書類として挙げています。同世帯で、照会者または対象者が世帯主なら、続柄のある住民票を使う経路が示されています。
同世帯かどうかと、同じ住所かどうかは分けて確認してください。必要な続柄を証明できる書類をそろえ、住所や氏名が変わっている場合は、追加資料が必要かを協会へ問い合わせます。
協会が本人確認書類として挙げる住民票・印鑑登録証明書は、証明日から3か月以内という条件があります。マイナンバーなど提出不要な番号は、公式案内に従って隠します。必要書類の条件を確認してから取り寄せると、再取得を減らせます。
診断書は、一般の入院証明書や要介護認定通知で代用できると考えず、協会所定の様式を医療機関に相談します。作成費用・期間は医療機関に確認してください。
成年後見人等が申請する場合には別の書類案内を使います。制度の違いは成年後見人にできること・できないことも確認してください。
申請から回答までの流れと費用
生命保険協会の制度案内では、平時利用の費用は照会対象者1人につきWEB申請6,000円、書面申請7,000円です。診断書や戸籍等の取得費用は別にかかります。
- 対象者の状態と照会代表者の資格を確認する。
- 現在の申請案内・必要書類チェックシートを開く。
- 診断書、本人確認書類、続柄の資料等をそろえる。
- WEBまたは書面で申し込み、書類確認・支払等の案内に従う。
- 不備の連絡があれば補正し、回答を受け取る。
- 契約があると回答された会社へ、別途連絡する。
WEBの入力完了日、必要書類がそろった日、照会の受付日を別々に記録してください。進行状況と補正依頼を確認し、回答を待つ間に入院・手術の記録を整理します。
申請は、協会の制度案内から、その時点の受付経路へ進んでください。申請画面や受付状況は変わることがあります。利用料は照会の費用です。契約や給付金があるかは、調査と保険会社の確認によって分かります。
契約が見つかったら、保険会社へ給付内容と請求権限を確認する
この照会は、会員生命保険会社で、親が契約者または被保険者になっている契約の有無を調べる制度です。協会が給付金の請求を代行したり、すべての契約内容・支払可否を判断したりするものではありません。
保険会社に連絡するときは、「生命保険協会の生命保険契約照会制度を利用した」と伝えます。そのうえで、今回の入院日、手術日、病名、病院名、本人の状態、連絡する人の関係を説明します。
次の内容を契約ごとに確認してください。
- 医療・入院・手術・介護等の給付対象になる契約・特約があるか。
- 給付金を請求できる人は誰か、指定代理請求人が登録されているか。
- 本人が手続できない場合、どの代理手続と証明書が必要か。
- 必要な診断書・領収書・入退院証明等は何か。
- 過去の未請求分や他の特約も確認できるか。
- 請求期限・時効について、今回の契約ではどう案内されるか。
給付金の請求では、子に請求権や代理権があるかを、保険会社が別に確認します。権利者以外には、詳細な回答や情報開示を行えない場合があります。協会の照会書類とは別に、請求に使う書類を保険会社へ確認してください。
契約が見つからないときは、対象外の保険と過去の契約を調べる
認知判断能力低下による照会の調査対象は、受付日現在、有効に継続している個人保険契約です。解約済み・失効済み等の契約、財形保険・財形年金保険、支払が開始した年金保険、保険金等が据置きの保険は対象外とされています。
勤務先の団体保険、共済、少額短期保険等も、協会の回答だけですべてを確認できたとは判断せず、加入先や勤務先に別途問い合わせます。制度が照会する会員会社の範囲は、会員会社一覧で確認できます。
過去の入院に対応する契約が既に終了している可能性があるときは、当時の保険証券・控除証明書・支払記録から、契約先を直接調べてください。協会の「契約なし」という回答と、過去の給付金を請求できるかどうかは、分けて確認します。
よくある質問
要介護認定の書類だけで申請できますか?
この照会経路では、協会所定の医師の診断書が必要です。介護保険の要介護認定と、保険照会に必要な認知判断能力の確認は分けてください。
親に確認しないまま、子が申請してよいですか?
親が理解・判断できる範囲を確認し、制度が求める同意書・委任状をそろえてください。認知症の診断があっても、本人が照会を理解できる場合は、同意の条件を満たす必要があります。
照会が終わるまで入院給付金の請求を待つ必要がありますか?
契約先が一部でもわかるなら、その会社には先に相談できます。病院の書類、過去の保険証券、請求したい出来事の日付をそろえ、契約ごとに進めます。照会を申請したことで各契約の請求期限が延びるとは考えないでください。
親が亡くなった場合も同じ申請ですか?
死亡による照会は別の申請経路です。受取人や死亡を証明する書類も関係するため、親が亡くなった後の生命保険の探し方・請求を参照してください。
確認日:2026年10月3日。制度の利用要件・書類は生命保険協会へ、個別契約の開示・代理請求・支払可否は契約先へ確認してください。
執筆・検証:カネさん(政経プラスチャンネル運営)+ ChatGPT。AIは構成・論点整理・出典確認を補助しています。最終編集・公開判断はカネさんが行います。
今回追加した手順の公式資料(確認日:2026年10月5日)
- 生命保険協会:現行受付状況・照会対象・利用料
- 生命保険協会:認知判断能力低下時の条件・照会者
- 生命保険協会:親族の添付書類
- 生命保険協会:申請方法・調査開始後の訂正
- 生命保険協会:WEB手引き・補正・結果取得
- 生命保険協会:書面手引き
- 生命保険協会:利用料と決済後の扱い
診断書の正式な様式の取得方法を、2026年10月8日に補足しました。

