銀行ごとに「受付先・必要書類・提出日・完了日」を一枚にまとめると、途中の手続きが分かります。死亡を銀行へ連絡し、相続方法に合う書類を提出して、払戻しを受ける流れを6段階で説明します。遺言書がある場合や相続放棄を検討中の場合は、解約を決める前に確認してください。
親が亡くなったら、銀行の相続窓口へ連絡し、預金を受け取る手続きを確認してください。死亡時点の預金は相続財産です。銀行が死亡を知ると、入出金は原則として制限されます。通帳やカードが手元にあっても、それだけで家族に出金の権限があるとはいえません。
まず、遺言書の有無と相続人を確認します。銀行が案内した戸籍、印鑑証明書、遺産分割協議書などを提出し、解約・名義変更・払戻しを進めてください。必要書類と手続き方法は、金融機関ごとに異なります。
この記事では、口座凍結の時期、銀行口座の探し方、残高証明書、必要書類、遺産分割前の仮払い制度を説明します。相続放棄を検討中、相続人間で争いがある、死亡後の出金がすでにある場合は、銀行手続きを始める前に、弁護士や司法書士へ確認してください。
ステップ1 銀行と口座を特定し、独断で出金しない
通帳・カード・郵便物を集め、銀行名、支店名、口座の種類、名義を書き出してください。残高や暗証番号の確認と、出金する権限の確認は別です。
銀行が死亡を知ると、入出金は原則制限される
銀行が遺族の連絡などで名義人の死亡を知ると、預金の入出金などを原則として制限します。これが一般に「口座凍結」と呼ばれる状態です。死亡した瞬間に全国の銀行へ情報が一斉に伝わる仕組みではありません。
全国銀行協会の預金相続の手続の流れも、死亡の連絡と同時に口座の取引が原則として制限されると案内しています。制限の範囲と連絡方法は、取引銀行へ確認してください。
死亡後の出金は権限と使途を確認する
死亡後の出金は、権限と使途を確認してから進めてください。相続人が独断で引き出すと、後の遺産分割で、使い道や残額をめぐる争いになりやすくなります。葬儀費用や入院費に使う場合も、出金日、金額、支払先、目的、領収書を記録し、相続人間で共有する必要があります。
相続放棄を検討中なら、出金前に相続放棄の3か月期限と注意点を確認し、必要に応じて専門家へ相談してください。相続財産を処分する行為は、放棄に影響する可能性があります。葬儀費用への支出も、事情によって評価が分かれます。
通帳以外の手がかりから銀行口座を探す
通帳だけでなく、ネット銀行、定期預金、勤務先の財形、証券口座と連携した口座も探してください。紙の資料と、スマートフォンやパソコンに残る契約情報を照合します。ログインのためにパスワードを推測せず、金融機関の相続窓口へ連絡しましょう。
- 通帳、キャッシュカード、銀行印
- 銀行・信用金庫・ゆうちょ銀行からの郵便物
- 預金利息、定期預金満期、ローンの案内
- 公共料金、保険料、クレジットカードの引落口座
- 年金、給与、家賃、配当金などの入金口座
- 前年の確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書
- スマートフォン上の銀行・証券アプリ名
- 家族への送金履歴や生活費口座の記録
銀行名が分かれば、支店が不明でも相続窓口へ相談してください。親の死亡後に必要な手続きは、親が亡くなったときの手続き期限一覧でも確認できます。
貸金庫の鍵を見つけても、預金とは別に開扉・解約を確認する
小さな鍵、貸金庫カード、年間利用料の引落記録が見つかったら、銀行の相続窓口へ伝えてください。家族が貸金庫を開けたり、中の物を持ち出したりできるかは、鍵の有無とは別に確認します。
貸金庫の開扉・解約に必要な同意と書類は、金融機関、遺言書、遺言執行者、遺産分割の状況によって変わります。みずほ銀行は、原則として相続人全員の同意を案内しています。三井住友銀行は、所定の依頼書への相続人全員の署名・実印による押印、戸籍、印鑑登録証明書、鍵・利用カードなどを案内しています。取引銀行の条件を確かめるため、契約店から相続方法別の書類案内を受け取ってください。
| 時点 | 家族が確認・記録すること |
|---|---|
| 鍵や利用記録を見つけたとき | 鍵・カードを捨てず、銀行名、支店名、利用料の引落し、郵便物を確認する |
| 銀行へ連絡するとき | 遺言書と遺言執行者の有無、相続人の範囲、鍵・カードの有無を伝える |
| 来店予約をするとき | 誰の来店が必要か、全員の同意をどう示すか、戸籍・印鑑証明書の有効期間、紛失時の費用を確認する |
| 貸金庫を開けるとき | 銀行が認める範囲で内容物を一覧・写真に残し、持出しが必要なら受取人・日時・目的を記録する |
| 解約するとき | 内容物をすべて引き取り、鍵・カードの返却、未払利用料・返金、解約日の記録を確認する |
貸金庫の中の物は、内容と名義を確認してから遺産分割を進めてください。遺言書、権利証、預金証書、現金、貴金属などが、すべて親の所有物とは限りません。鍵を紛失した場合も契約店へ伝え、開錠費用と代替書類を確認しましょう。
銀行名・支店: 口座の種類・番号: 通帳・カード・貸金庫:有/無/未確認 遺言書・遺言執行者:有/無/未確認 連絡担当と問い合わせ日:
完了の目安:口座と貸金庫を探す先が分かり、カード・鍵を保管した。
ステップ2 死亡を連絡し、取引制限と今後の受付先を記録する
名義人について分かる情報と口座資料を用意し、銀行の相続窓口へ連絡してください。戸籍が全部そろう前でも、相談を始められます。死亡連絡と同時に入出金が制限されるため、引落し先へ別の支払方法も確認しましょう。
死亡日現在の残高と取引履歴を確認する
遺産分割や相続税の計算では、原則として死亡日現在の預金残高を基準にします。必要に応じて、銀行へ残高証明書を請求してください。定期預金や外貨預金は、死亡日現在の評価に必要な情報も確認します。通帳に記帳された残高と分けて調べましょう。
生前の出金を調べる必要がある場合は、銀行へ対象期間と請求できる人を確認し、取引履歴を請求してください。取引履歴と残高証明書は、別の書類です。相続税申告の要否は、相続税の基礎控除と財産一覧で確認できます。
口座凍結前に引き落としと入金予定を確認する
取引が制限されると、公共料金、家賃、施設費、カード代などの自動引き落としが止まる場合があります。年金、給与、家賃、還付金などの入金は、金融機関と取引内容によって扱いが異なります。
| 確認する取引 | 主な対応 | 確認先 |
|---|---|---|
| 電気・ガス・水道・通信 | 契約者と引落口座を変更する | 各事業者 |
| 家賃・施設費・医療費 | 請求額と別の支払方法を確認する | 家主、施設、医療機関 |
| クレジットカード | 利用停止と未払額を確認する | カード会社 |
| 年金・給与 | 死亡届と未支給分の手続きを確認する | 年金事務所、勤務先 |
| 保険金・給付金 | 受取口座と請求者を確認する | 保険会社、自治体 |
| 住宅ローン・借入金 | 残高と団体信用生命保険を確認する | 金融機関 |
支払先ごとに、契約名義と引落口座を変更してください。「凍結される前に全部引き出す」と決める前に、必要な支払いを整理します。親名義の契約を調べる資料として、請求書と通帳の摘要欄も残しておきましょう。
銀行へ連絡する前に遺言書の有無を確認する
死亡を銀行へ連絡すると、遺言書の有無、相続人、遺産分割協議の状況などを聞かれます。自宅にある遺言書、公証役場の公正証書遺言、法務局の自筆証書遺言書保管制度を確認してください。
封印された自筆証書遺言を自宅で見つけたら、自分で開封せず、家庭裁判所へ確認してください。家庭裁判所の検認が必要になる場合があります。公正証書遺言や法務局で保管された自筆証書遺言は、検認の扱いが異なります。遺言書の種類を銀行へ伝え、必要書類を確認しましょう。
受付案内の例は三井住友銀行の相続手続き・連絡案内です。この掲載例は、遺言執行者の指定がなく、遺言により預金を受け取る人向けです。
取引銀行の公式サイトで、自分の相続方法に合う受付を確認してください。申出の控え、担当部署、次に届く書類、送付先を記録してください。
銀行に、残高証明書や取引履歴の手数料、対象期間、発行日数を確認してください。
完了の目安:死亡連絡を受け付けた銀行と、次の書類が届く先・問い合わせ先を記録した。
ステップ3 自分の相続方法に合う書類だけを集める
遺言書がある、遺産分割協議書がある、協議が未了、裁判所の書類がある、のどれに当たるかを銀行へ伝えてください。該当する書類一覧を受け取り、印鑑証明書が必要な人と、発行日の条件を確認してから取得します。
相続人を戸籍で確定してから払い戻し方法を決める
預金の相続手続きでは、法定相続人を確認する戸籍が必要です。親の出生から死亡までの戸籍を集め、配偶者、子、代襲相続人などを確認してください。代襲相続人は、親より先に亡くなった子などに代わって相続する人です。子がいない場合は、父母や兄弟姉妹が相続人になることがあります。
戸籍一式の代わりに、法務局が交付する法定相続情報一覧図の写しを使える銀行もあります。複数の銀行へ提出する場合に、戸籍の束を何組も用意する負担を減らせます。作成方法は、法定相続情報一覧図と戸籍集めを参照してください。
必要書類は遺言・遺産分割協議の有無で変わる
| 状況 | 主な書類 | 確認点 |
|---|---|---|
| 遺言書がある | 遺言書、死亡が分かる戸籍、受取人または遺言執行者の印鑑証明書など | 遺言書の種類、検認、遺言執行者 |
| 遺産分割協議書がある | 協議書、出生から死亡までの戸籍、相続人全員の戸籍・印鑑証明書など | 全相続人の署名・実印 |
| 遺言書も協議書もない | 出生から死亡までの戸籍、相続人全員の戸籍・印鑑証明書、銀行所定書類など | 相続人全員の同意を求められることがある |
| 調停・審判で決まった | 調停調書謄本または審判書謄本、確定証明書、取得者の印鑑証明書など | 審判の確定表示 |
全国銀行協会の預金相続の手続に必要な書類で、代表的な書類の組み合わせを確認できます。取引銀行によっては、所定の相続届、本人確認書類、通帳、カードなども必要です。印鑑証明書の有効期間も、銀行ごとに確認してください。
遺産分割協議書には銀行・支店・口座を特定して書く
協議で預金を取得する人が決まったら、「○○銀行○○支店、普通預金、口座番号」のように、口座を特定して記載してください。利息、後から見つかった別口座、解約後の入金先も、どう扱うか確認しましょう。
複数の銀行がある場合や後から口座が見つかった場合は、協議書の「預金は長男が取得する」という記載だけでは、解釈が分かれることがあります。書き方と押印は、遺産分割協議書の必要書類と書き方で確認してください。
必要書類チェックリスト
- 亡くなった人の通帳、キャッシュカード、銀行印
- 銀行所定の相続手続依頼書
- 亡くなった人の出生から死亡までの戸籍
- 相続人全員の現在戸籍
- 法定相続情報一覧図の写し
- 遺言書、検認済証明書、遺言執行者の選任書類
- 遺産分割協議書
- 相続人または取得者の印鑑証明書
- 調停調書・審判書・確定証明書
- 手続者の本人確認書類
- 振込先口座の確認資料
- 死亡日現在の残高証明書と取引履歴
遺言と遺産分割の状況を銀行へ伝え、必要な書類だけを用意してください。原本かコピーか、有効期間、返却の扱いは、金融機関ごとに確認します。
| 用意する書類 | 取得先・準備先 | 取得前に確認すること |
|---|---|---|
| 銀行所定の相続届・依頼書 | 取引銀行の相続窓口・相続センター | 署名・実印が必要な人、振込先、記入例 |
| 戸籍・除籍・改製原戸籍 | 本籍のある市区町村等 | 出生から死亡までか、死亡のみか。広域交付や郵送の対象と請求者 |
| 法定相続情報一覧図の写し | 申出先の法務局 | 銀行が認める記載内容、戸籍の追加、原本・返却 |
| 印鑑登録証明書 | 登録している市区町村 | 誰の分が何通必要か、発行後の期間 |
| 遺言書・検認等の書類 | 保管先、公証役場、法務局、家庭裁判所等 | 遺言書の種類と必要な証明書 |
| 本人確認・振込先の資料 | 手続者・受取人 | 住所・氏名の一致、代理人の委任状等 |
書類を届ける家族と、預金を取得する人は、立場が異なる場合があります。代表者・代理人・遺言執行者のどの立場で手続きするかを伝え、代理権の書類と本人確認を銀行へ確認してください。戸籍取得費・印鑑証明費・郵送料は発行窓口で調べ、銀行の解約手数料や振込手数料と分けて記録しましょう。
完了の目安:銀行の一覧に沿った必要書類がそろい、原本・写し・発行日の条件と代理人の扱いを確認した。
ステップ4 急ぎの支払いがある場合だけ、分割前の払戻しを相談する
支払先、支払期限、必要額を書き出し、通常の相続払戻しを待てるか確認してください。急ぐ場合は、銀行へ遺産分割前の払戻しを相談します。ATMで先に引き出す手順とは異なります。相続放棄を検討中なら、払戻し前に専門家へ相談しましょう。
遺産分割前でも銀行窓口で一定額を払い戻せる
葬儀費用や当面の生活費が必要で、遺産分割を待てない場合は、銀行へ相談してください。共同相続人が、家庭裁判所の判断を経ずに相続預金の一部を単独で払い戻せる制度を利用できる場合があります。
単独で払い戻せる額=相続開始時の口座残高×3分の1×払い戻す相続人の法定相続分
1人が同じ金融機関から単独で払い戻せる額は、合計150万円までです。複数口座や複数支店に預金があっても、同じ金融機関ならこの上限に含めます。
計算は口座ごとに行い、定期預金は明細ごとに計算します。
たとえば相続人が子2人、普通預金残高が600万円なら、子1人が単独で払い戻せる計算額は600万円×3分の1×2分の1=100万円です。
窓口払い戻しでは戸籍類と印鑑証明書を準備する
家庭裁判所を経ない払戻しでは、本人確認書類のほか、概ね次の書類が必要です。
- 亡くなった人の出生から死亡まで連続した戸籍謄本・除籍謄本など
- 相続人全員の戸籍謄本または全部事項証明書
- 払い戻しを受ける相続人の印鑑証明書
葬儀費用などの支払期限がある場合は、先に銀行の相続窓口へ連絡してください。必要書類、発行日の条件、原本の返却、処理日数、受付方法を確認してから準備しましょう。金融機関ごとに扱いが異なります。
制度で受け取った預金は、後の遺産分割で、その相続人が取得した分として調整します。全国銀行協会の遺産分割前の相続預金の払戻し制度と取引銀行の案内で、必要書類と利用できる条件を確認してください。
家庭裁判所の判断で仮払いを受ける方法もある
| 方法 | 主な条件 | 金額 | 窓口 |
|---|---|---|---|
| 家庭裁判所を経ない払い戻し | 共同相続人が戸籍などを提出する | 口座残高×3分の1×法定相続分。同一金融機関150万円まで | 取引金融機関 |
| 家庭裁判所の仮払い | 遺産分割の調停・審判が申し立てられており、払戻しの必要があり、他の相続人の利益を害しない | 家庭裁判所が仮取得を認めた額 | 遺産分割事件を扱う家庭裁判所 |
| 相続人全員の合意による払い戻し | 必要書類と全相続人の同意がそろう | 合意内容と銀行の手続きによる | 取引金融機関 |
遺産分割の調停や審判を申し立てている場合は、家庭裁判所へ仮払いを申し立てる方法があります。生活費などのために仮払いが必要で、他の共同相続人の利益を害しないと認められれば、裁判所が仮に取得する金額を判断します。
家庭裁判所への申立てでは、遺産分割事件の状況と、仮払いが必要な理由を示す資料が関係します。必要額が銀行窓口の上限を超える、相続人間で合意できないといった場合は、申立先の家庭裁判所や弁護士へ相談してください。
制度を使う前に、銀行へ申請様式、受付から払戻しまでの日数、受取方法、他口座で払い戻した額の確認方法を聞いてください。通常の相続届か専用申請かも確かめます。受け取った額と使った額を分けて記録し、後の遺産分割で照合できるようにしましょう。
完了の目安:急ぎの支払いに使う方法・書類・受取額の扱いを確認し、独断の出金をしていない。
ステップ5 控えを取り、窓口・郵送等で提出する
署名、押印、振込先の名義、全相続人の記載、添付書類を、銀行の一覧と照合してください。書類一式の控えを取り、原本を送る場合は返却方法を先に聞きます。予約来店、指定センターへの郵送、オンライン連絡後の郵送など、銀行が指定した方法で提出しましょう。
書類提出後に解約・名義変更・振込を行う
必要書類がそろったら、銀行所定の相続手続書類と一緒に提出してください。窓口、郵送、相続センターなど、受付方法は銀行ごとに異なります。提出前にチェックリストを受け取り、書類不足や相続人の記載漏れを確認しましょう。
払戻しは、指定口座への振込、現金、小切手など、銀行の取扱方法に従います。定期預金の名義変更に対応する場合もあります。処理に日数がかかることがあるため、税金や施設費など、期限のある支払いは、預金解約以外の方法も準備してください。
提出日・方法: 受付番号・担当部署: 送った原本と返却予定: 不足の連絡を受ける人: 銀行から案内された処理の目安: 照会する予定日:
不足の連絡が来たら、書類名、必要な人、修正箇所、再提出先を記録してください。戸籍の一部が足りない場合は、追加する範囲を銀行へ聞きます。受付と払戻し完了は別なので、期限のある支払先へ、処理が遅れた場合の説明も準備しましょう。
完了の目安:提出の控えと受付記録があり、不足照会の連絡先・次の確認日が決まった。
ステップ6 入金・名義変更・原本返却を確認して記録を閉じる
払戻し予定の口座ごとに、入金額、利息、差し引かれた費用、振込先、処理日を完了書類と照合してください。別の定期預金、投資信託、貸金庫の残手続きも確認します。名義変更の場合は、新しい名義と、取引できる状態になったかまで確かめましょう。
預金の払い戻し後も税務資料を保管する
手続きが終わっても、残高証明書、取引履歴、利息計算書、相続手続書類の控えは保管してください。相続税には死亡日現在の預金額、準確定申告には利息などの所得資料が必要になる場合があります。
代表口座に振り込まれたお金には、他の相続人の取得分を預かった金額が含まれる場合があります。誰の分をいくら受け取り、振込手数料をどう負担したか、記録してください。準確定申告は、亡くなった親の準確定申告と4か月期限で確認できます。
銀行別一覧には、「受付済み」「不足対応中」「払戻し完了」を分けて書いてください。返却予定の戸籍・遺言書が戻り、税務に使う死亡日残高の資料がそろったら、完了日を記録します。代表口座に入った他の相続人の取得分は、精算記録を残して渡しましょう。
完了の目安:各口座の処理と入金、費用、貸金庫等の残手続き、原本返却を確認した。
銀行口座手続きの進め方
銀行口座手続きの進め方
- 通帳、カード、郵便物、確定申告書から金融機関を洗い出す
- 死亡日現在の残高と、必要な取引履歴を確認する
- 引き落とし・入金予定を一覧にし、契約先へ変更を連絡する
- 遺言書の有無を確認する
- 戸籍または法定相続情報一覧図で相続人を確定する
- 各銀行へ死亡を連絡し、必要書類一覧を受け取る
- 遺産分割協議書や印鑑証明書などを準備する
- 銀行所定書類を提出し、解約・名義変更・振込を依頼する
- 急ぎの資金が必要なら遺産分割前の払戻し制度を確認する
- 残高証明書、手続書類、振込記録を税務手続きまで保管する
よくある質問
よくある質問
銀行へ死亡を連絡する期限はありますか
一般的な預金相続の連絡について、相続税申告のような一律の10か月期限があるわけではありません。ただし、引き落としや入金、相続放棄、税務申告の期限は進みます。必要な支払いを整理したうえで、放置せず各銀行の相続窓口へ連絡してください。
銀行印や通帳が見つからなくても手続きできますか
銀行印や通帳が見つからない場合も、相続窓口へ相談してください。紛失届や銀行所定の確認方法で進められる場合があります。本人確認や口座の特定のために、追加資料が必要になることもあります。
葬儀費用を親の口座から払えますか
葬儀費用を親の預金から払う場合は、銀行へ遺産分割前の払戻し制度や個別対応を確認してください。相続人全員の同意で払い戻す方法もあります。死亡を銀行が知った後の通常のATM出金とは、手続きが異なります。受取人と目的を記録し、後の遺産分割で精算しましょう。相続放棄を検討中なら、出金前に専門家へ相談してください。
制度内容の確認日:2026年8月30日。口座の取引制限、必要書類、印鑑証明書の発行日の条件、仮払いの受付方法、処理日数は金融機関によって異なります。出金や書類取得の前に、取引金融機関の相続窓口へ確認してください。
今回の手順・受付案内の確認日:2026年10月5日。既存の制度説明と出典リンクも残し、変更を確認できた事項は本文に反映しました。書類の原本・有効期間、個別の費用、代理方法、処理日数は提出先の最新案内で確認してください。作業メモと完了の目安は当サイトの提案です。
遺産分割前の払戻しの計算単位と、三井住友銀行の掲載例の対象を、2026年10月9日に公式案内で確認しました。

